2004-02-25 ArtNo.32874
◆Vedanta、Sterlite持ち分を75%に引き上げ準備
【ムンバイ】地元の非鉄金属メジャーSterlite Industries Ltd (SIL)の持ち株会社Vedanta Resourcesは、SILの持ち分を現在の65%から75%に引き上げることを計画している。
ビジネス・スタンダードが2月24日報じたところによると、VedantaのPeter Sydney Smith財務担当重役(CFO)は同紙にSILにさらに資金を注入、持ち分を上限とされる75%まで引き上げる計画を明らかにした。それによると、必要資金は借り入れで賄い、海外商業借款も検討している。Vedantaは最近、公開市場でSILの4.98%のシェアを買い足し、その持ち分を55.1%から60%に引き上げた。Vedantaは80%出資するMadras Aluminium Compnayを通じ、別に7%のシェアを保持しており、このため合計持ち分は65.8%に達した。
Vedantaが公開公募(IPO)を通じて調達した資金の約50%は既にSILに注入されており、Vedantaは、近い将来一層資金を注入することを計画している。Vedantaは1株3.9英ポンドで株式を発行、ロンドン証券取引所(LSE)で10億米ドルを調達した。これに対してSILは2003年12月に3:10の株主割り当てを通じ、1400クロー(US$3.076億)を調達した。
SILは傘下のBharat Aluminium Company (Balco)及びHindustan Zinc Ltd (HZL)の拡張計画に20億米ドルを投資する計画だ。SILは8億米ドルを投じBalcoの年間アルミ精錬能力を35万トンに拡張、別に8億米ドルを投じ、オリッサ州に年産140万トンのアルミナ製錬施設を設けることを計画している。
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