【ニューデリー】工業生産指数(IIP)の26.68%の比重を占めるインフラ中核産業6業種(原油/石油精製/石炭/電力/セメント/鉄鋼完成品)の2004年1月の成長率は5.9%と、昨年同月の4.9%を上回った。
インディアン・エクスプレスとビジネス・スタンダードが2月21日、産業政策振興部(department of industrial policy and promotion)発表のデータを引用し報じたところによると、インフラ産業の成長率はこれにより3ヶ月連続前年同月の実績を上回った。しかし年初10ヶ月(2003/4-3004/1)のインフラ産業成長率は4.7%と、前年同期の5.8%を下回った。これは2003年1-10月の間には9月を除き、各月何れも前年同月の成長率を下回ったため。
今年1月の成長率を業種別に見ると、原油は4.1%(0.3%)、石炭は7.3%(-0.6%)、電力は5.9%(4.5%)、セメントは7.5%(9.2%)、鉄鋼完成品は4.6%(7%)、石油精製は8.4%(9.2%)と、原油/石炭/電力3部門は昨年同期の値(括弧内数字。以下同様)を上回ったが、セメント/鉄鋼/石油精製3部門は昨年同期に及ばなかった。
年初10ヶ月に関しては、原油0.3%(3.2%)、石炭5.8%(9.7%)、鉄鋼完成品6.9%(10%)、石油精製7.3%(4.2%)、セメント5.8%(9.7%)と、石油精製を除き、5業種の成長率が昨年同期を下回った。