2004-02-23 ArtNo.32858
◆Hyosung、インドをAquilaバイクの製造ハブに
【ムンバイ】韓国の二輪車メーカーHyosung Motors & Machinery Inc(HMMI:暁星機械工業)は、インドを250ccバイク“Aquila”の製造ハブにするものと見られる。
エコノミック・タイムズが2月20日報じたところによると、HMMIと技術提携を結んだ地元の二輪車メーカーKinetic Engineering Ltd(KEL)のチームは最近、HMMI本社を訪れ、当該クルーザー・バイクの国際製造ライセンス取得を目指し交渉を行った。KELのManmohan Khera重役(MD補)に率いられる同チームは、HMMIの良好な反応を得たとされる。
KELのSulajja Firodia重役(MD補)によると、HMMIは500cc以上のハイエンド・バイクに重点を置いており、Aquilaは同社バイクのボトムに位置する。KELは、HMMIに代わりAquilaの製造を引き受けることを提案している。最近訪韓した同社チームは、HMMIと同問題を協議したが、反応は良好だった。HMMIは国際市場で2万台以上のバイクを販売しており、KELは同バイクの製造を引き受ける能力を備えている。KELの製造コストは韓国における製造コストを少なくとも30%下回るため、HMMIにとって同提案は検討に値するはずで、HMMIは向こう数ヶ月間に結論を出すものと見られると言う。
一方、KELはイメージ・ビルディングの一環としてインド国内で販売するため新たにAquila100台を輸入した。同社はこれ以前に完全ノックダウン(CKD)方式で輸入したAquila200台を完売している。今回のケースが前回と異なる唯一の点は、販売価格が17万5000ルピーと、前回を上回ること。KELはまたHMMI製スポーツ・バイク“Comet”を少量輸入し、インド国内で販売する問題をHMMIと討議している。Firodia女史によると、前回Aquilaを輸入販売した際、インド国内の反応は極めて良好だったが、HMMIは損失を被った。このため今回は価格を上方修正したと言う。
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