【ニューデリー】インド政府は首都Delhiとマハラシュトラ州Mumbaiの空港再開発事業に対する入札意向書(EOI:expression of interest)を募集した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが2月19日報じたところによると、自己資本が500クロー(US$1.1億)以上の企業もしくはコンソーシアムにEOIの提出が認められる。コンソーシアムに関しては、入札意向書募集要項に規定された主要メンバー(expression of interest)の合計自己資本のみが、500クロー以上の自己資本条件の算定基準にされる。EOI提出締め切りは2004年6月4日。
審査は二段階に分けて進められ、第1段階はEOI登録のための招請状の発行。EOIを提出する法人やコンソーシアムは所定の資格条件を満たさねばならない。
第2段階では、技術入札と金融入札から成る提案書の提出が第1段階の審査を通過した法人やコンソーシアムに求められる。
消息筋によると、入札を希望するものは、自己資本条件を満たすだけでなく、空港の経営管理能力や経験を立証、資金源を示し、コミットメントを行わねばならない。
両空港はそれぞれ異なる合弁会社を通じて再開発され、同合弁会社にはインド空港局(AAI:Airports Authority of India)と他の公共部門が合計26%を、そして民間部門が残りを出資する。合弁会社には両空港を経営する長期コンセションが認められる。しかし、航空管制、警備保障、通関、出入国管理、検疫、気象等の業務は、引き続き政府部門が担当する。