2004-02-20 ArtNo.32851
◆Kinetic、Italjetスクーター5万台の輸出目指す
【ハイデラバード】Kinetic Engineering Ltd(KEL)は、マハラシュトラ州の自社工場で製造したItaljetスクーターを初年度に5万台輸出する計画だ。
インディアン・エクスプレスが2月17日伝えたところによると、KELのVismaya Firodia副社長(マーケッティング担当)は同紙に以上の抱負を語った。それによると、向こう3ヶ月間にKinetic製エンジンを搭載したItaljetスクーターの商業生産を開始、米国、欧州、アジア、アフリカ、中東、英国、日本、南アジア市場に輸出する計画だ。同社はこれまでにこれらの市場に1万5000台以上の二輪車を輸出した実績を有する。
当面、国内市場よりも海外市場における販売に力を入れる。Italjetの欧州市場における知名度とインドの低製造コストを武器に製品を販促する。価格については、市場ごとに検討が進められている。
また独自のブランド名を用いるオプションも検討されている。何れのブランド名を用いるにしろ、最大限の販売を実現することが、優先課題とされる。Italjet商標で販売する際には、KELはItaljetにロイヤルティーを支払う。65-250ccの7モデルが販売されるが、何れの市場に何れのモデルを投入するかも、なお検討中と言う。
ちなみにKELは、数ヶ月前にイタリアのItaljet Scooters Companyと、インド国内で後者製スクーターを製造・販売する独占契約を結ぶとともに、Italjet製スクーターのアウトソーシング・ハブを務めることを引き受けた。
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