SEAnews 1995-09-25 ArtNo.3285

【ジョホール・バル】数週間前にはジョホール州内のセメント供給は余剰が見られるほどだったが、ここ1週間は再度深刻なセメント不足に直面、建設業者らは1袋11.50～13Ｍドルも支払ってシンガポールからセメントを緊急輸入している。
ジョホール州華人建築業者協会の陳偉雄会長によると、中国産セメントが輸入されたのと時を同じくして国内の他の地域から日曜も含め毎日約20台のトラックがジョホール州に国産セメント(1000ﾄﾝ相当)を送り込んだことから、2週間前には供給過剰状況が出現したが、中国産セメントが品切れになるのと同時に、国産セメントの供給も途絶えたため、一変して供給不足に陥った。現在同州内では1日1000トンが供給されているだけで、これは州内の需要の30％を満たすに過ぎない。とは言え、半島マレーシアの中部や北部に比べれば、南部のセメント不足はまだましと言う。21日には新たに8500トンの中国産セメントがパシル・グダン港に陸揚げされた。(LZ:9/23)