1995-09-25 ArtNo.3284
◆<馬>パハン州プカンに第2のモーター・シティー誕生
【クアンタン】オートモーティブ・マニュファクチャラーズ(M)Sdn Bhd(AMM)の向こう10年間にわたる拡張計画の下、パハン州のプカンがペラ州タンジュン・マリムに続きマレーシア第2の自動車工業都市に生まれ変わる見通しだ。
マスター・キャリッジ・グループ傘下のディバーシファイド・リソーシズBhdを親会社とするAMMは目下、イスズ・トラック、三菱Pajero、プロトン・サトリア、シトロエンZX、Xantia、バン、バス等の製造を手掛けているが、このほど404haのプラム工業団地の56haに設けられた同社工場の拡張計画を発表した。同計画の下、向こう10年間に3億5000万Mドルが投じられ、トラック/バスの研究開発(R&D)センター、走行テスト・コース、各種下請け業者用工場施設、職員宿舎等が設けられる。生産従業員だけで2000人を擁するAMMは既に同地区最大の雇用主となっているが、今年末までには更に1000人が新規雇用される。AMMは昨年1万509台の車両を生産したが、今年は少なくとも2万4000台、来年は4万4000台、2000年には10万2000台を製造する計画だ。姉妹会社マスター・ビルダー社は同地でIveco、Pekan Rider等のバスを製造しているが、同社工場に隣接してAMMの大型車製造工場が設けられる。乗用車部門は目下プロトン・サトリア月間3000台、シトロエン同5000台の製造能力を有するが、プロトン新モデルやシトロエンAX製造のため2000万Mドルが追加投資され、新たに月産5500台の製造設備が増設される。また塗装工場の改良に4000万Mドルが投じられる。(NST:9/23)
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