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2004-02-18 ArtNo.32831
◆GAIL、US$1.59億投じ石化コンプレックス拡張
【ニューデリー】国営ガス配給会社GAIL India Ltdは、石油化学市場の主要プレーヤーを目指す戦略の一環として2007年までに725クロー(US$1.59億)を投じ、ウッタルプラデシュ州Auraiya県Pataの石油化学コンプレックスを拡張する。
エコノミック・タイムズが2月15日報じたところによると、拡張計画は2段階に分けて進められる。第1段階では76.27クロー(US$1676万)が投じられ、主にデボトルネッキングを通じポリエチレン・プラントの年産能力が16万トンから21万トンに拡張される。GAIL筋によるとデボトルネッキングのみで石化プラントのキャパシティーは20%拡張できる見通しで、デボトルネッキングは2004年4月に完成する。
第2段階では熱分解炉(cracker furnace)1基を増設、合計5基とする。これによりエチレンの年産能力が30万トンから44万トンに拡大される。エチレンの増産に伴い、エチレンを原料にするポリエチレン(LLDPE / HDPE)の製造施設(年産12万トン)も増設する。第2段階のプロジェクト・コストは647クロー(US$1.42億)と見積もられ、2007会計年度に完成する予定だ。
Pataコンプレックスでは現在、ポリエチレンを年間26万トン、プロピレンを同1万1000トン、ブタンを同1万トン生産している。
今年3月までに新たに委託仕入業者(consignment stockist)12社を指名し、マーケッティング網も拡張する。
またプラスチックの種類やグレードの選択に関する技術支援や問い合わせの処理、さらにはアフター品質保証サービスも提供する製品用途研究センター(PARC:Product Application Research Centre)をウッタルプラデシュ州Noidaに設けた。PARCでは新製品の開発や検査も手掛けると言う。
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