2004-02-18 ArtNo.32826
◆都市部に経済クラスター設けUS$300億投資誘致
【ニューデリー】インド政府は、都市部に『経済成長クラスター(economic growth clusters)』を開発、向こう5年間に200億-300億米ドルの投資を誘致する計画だ。
エコノミック・タイムズが2月16日伝えたところによると、インド商工会議所協会(Assocham:Associated Chambers of Commerce and Industry of India)とボンベイ商業会議所(BCCI:Bombay Chamber of Commerce)が共催したセミナーの席上、総理府のS Narayan経済顧問は以上の計画を明らかにした。それによると、同様のクラスターを農村部にも設け、国内生産(GDP)の成長を加速する。民間部門と公共部門のパートナーシップを通じてこうしたクラスターを開発することが目指される。“経済成長クラスター”コンセプトは閣議承認されており、農村クラスター5000カ所の候補地もリストアップされている。
AssochamとBCCIはセミナーの席上、大蔵省/州政府/Indian Institute of Management (IIMs)/インド工科大学(IIT:Indian Institute of Technology)/Infrastructure Development Finance Company (IDFC)の代表から成る専門委員会を総理府の下に組織、マハラシュトラ州Mumbai、Delhi、タミールナド州Chennai、西ベンガル州Kolkata、アンドラプラデシュ州Hyderabadの市内や周辺に経済成長クラスターを開発する詳細な計画を立案するよう提案した。
BCCI会頭を務めるIDFCのNasser Munjee重役(MD)は、少なくともMumbai-Pune- Nasik地区とDelhi-Noida-Gurgaon地区に2つのナショナル・クラスターを開発するよう提案、またそれ以外の候補地としてKolkata-Haldia地区、Chennai-Pondicherry-Bangalore地区、Hyderabad-Vishakhapatnam地区を掲げた。
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