2004-02-16 ArtNo.32817
◆会社事務局、Ispat Industriesの帳簿を調査
【ニューデリー】会社事務局(DCA: Department of Company Affairs)は2日、地場鉄鋼大手Ispat Industries Ltd(IIL)のバランスシートを調査していることを確認した。
オフィシャル・ソースはこれ以前に、IILの8500クロー(US$18.67億)のエクスポージャーが、自己資本を浸食、多額の累積損失を生じさせている問題に関して、政府が捜査を指示したとの消息を伝えていた。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとデカン・ヘラルドが2月13日報じたところによると、インド商工会議所連盟(FICCI:Federation of Indian Chambers of Commerce and Industry)が12日主催した会社法に関するセミナーの会場でDCAのM.M.K. Sardana次官は会社法(Companies Act.)235条(Section 235)に基づきIILの帳簿を調査していることを確認した。しかし同次官はホワイトカラー犯罪調査の専門機関、重大汚職調査局(SFIO:Serious Fraud Investigation Officer)に同案件を照会したか否かについては確認を避けた。ヒンドゥー・ビジネス・ラインが問い合わせたところ、SFIO筋は「DCAから正式な照会は受けていない」と語ったと言う。
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