2004-02-16 ArtNo.32812
◆東海岸3港の港湾料をコロンボ港と同水準まで引き下げ
【ニューデリー】インド政府は、輸出入に際して隣国の中継貿易基地コロンボ港への依存を軽減するため、東海岸3港-タミールナド州Chennai/同Tuticorin/ケララ州Kochi-に寄港する主要航路コンテナ船に対する各種港湾料を、コロンボのそれと同レベルまで引き下げる方針を決めた。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが2月13日、海運省幹部の消息として報じたところによると、具体的な値下げ幅は、3港の港湾当局(ports trusts)が、既存料金に照らして決定するが、下げ幅は75-80%になる見通しだ。しかしコンテナ・フィーダー船に関しては料金は引き下げられない。
こうした措置の目的は、より多くの主要航路母船をこれらの港に寄港させ、近隣の港、取り分けコロンボ港を利用した中継輸送への依存を軽減することにある。
海運省は、国際海事機関(IMO:International Maritime Organisation)会議に出席するためロンドンに赴いたD.T. Joseph同省次官の帰国を待って、関係通達を上記3港に送付すると言う。
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