SEAnews 2004-02-11 ArtNo.32791

【バンガロール】最近、イタリアの二輪車メーカー、Italjetからスクーターの製造／流通権を取得したKinetic Motor Company(KMC)は、新たなビジネス・プランの実行を準備している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが2月9日報じたところによると、ＫＭＣのトップは同紙に以上の消息を語った｡それによると、ＫＭＣはNova及びZingの海外におけるマーケッティングを進める一方、今年内にItaljetステーブルのスクーター3モデルを自社ブランドでインド国内市場に投入する。
しかしItaljetモデルはこれ以前から国際市場に投入されているため、ＫＭＣは、これらのモデルの輸出に重点を置き、海外市場における継続性を維持する。これらのスクーター・モデルにはKinetic独自のエンジンが搭載される。
ＫＭＣは、最近Italjetステーブルの売れ筋スクーター、トップ7モデルの製造・流通権を獲得した｡これら7モデルとは、Jet Set／Jupiter／Millennium／Dragster／Formula／Torpedo／Velociferoで、75－250ｃｃのエンジンが搭載される。同契約には、インド国内における独占販売権の他、輸出権が含まれている。今年内に7モデル中、少なくとも3モデルをインド国内で発売する計画で、6月乃至7月に恐らくJet Set／Millennium／Dragsterの何れかを先ず発売する。価格はインド市場における他のスクーターの線に沿って設定する。これらモデルの製造拠点はインドにシフトし、イタリアにおける製造は停止される。海外におけるブランドは、輸出先ごとに決定される。
またItaljetの創設者Leopoldo Tartarini氏は、Kinetic向け新スクーターをデザインすることを引き受けた。同氏はDucati、Gilera、Piaggio、Yamaha等のスクーターやモーターサイクルのデザインも引き受けていると言う。