SEAnews 2004-02-11 ArtNo.32790

【ハイデラバード】Hero Motors Ltd(HML)は、今年末までにイタリアの二輪車メーカー、Aprilliaと共同で最初の3モデルをインド市場に紹介する。
ザ･ヒンドゥー、インディアン･エクスプレス、ビジネス･スタンダードが2月7日報じたところによると、ＨＭＬのPankaj Munjal重役(MD)はこのほど記者会見し以上の消息を語った｡それによると、ＨＭＬは製造パートナーを通じて車両を製造した後、Aprilliaに納入する。ＨＭＬはハリヤナ州Gurgaonに150クロー(US$3295万)を投じ、年産45万台の二輪車製造工場を設け、製品の50％をAprilliaに納入する。
ＨＭＬとAprilliaの共同ブランド車両はプレミアム・セグメントに属し、今年末に発売される3モデルには50ｃｃ、150ｃｃ、125ｃｃエンジンが搭載される。ＨＭＬはAprilliaと、技術移転、スタイル、マーケッティング等に関わる少なくとも6件の契約を結んでいる｡
新工場は今年8月までに試運転を開始、2005年1月1日から出荷を始める。ＨＭＬは新工場が稼働後、当初1年間に400クロー(US$8787万)の売上げを見込んでいる。ちなみにＨＭＬの2003年3月期年商は250クロー(US$5492万)だった。
ＨＭＬは6日、独自生産した92ｃｃのステップスルー“Sting”を発売した｡これまでに発売した同社のステップスルー・モデルは、不成功に終わったが､今回発売したインターナショナル・スタイリング・モデルの価格は、これ以前のモデルの3万8000ルピーを下回る2万5000ルピーに設定されている。2004年8月末までに別に3モデルを投入、今年末までに国内だけで5万－7万台のStingを販売、別に3万台を輸出する計画と言う｡