【ニューデリー】米国拠点の通信信号/スイッチ・ソリューション会社Tekelecはインドにグローバル研究開発(R&D)センター及び地域顧客支援施設を設ける可能性を検討している。
インディアン・エクスプレスが2月6日報じたところによると、ナスダック登録、年商2億6370万米ドル(2003)のTekelecは最近完全出資子会社をインドに設立、その製品をインド国内で販売/支援/流通するための本部をニューデリーに設けた。また一部のR&D開発業務をWipro TechnologiesとHughes Software Systems (HSS)からアウトソースしている。
このほど“Supercomm India 2004”への出展と、顧客との会合のためインドを訪れたTekelecのFrederick M Lax社長兼CEOによると、テレコム・サービスの急成長に伴いインドは、アジア市場戦略上、同社にとって益々重要な市場になっている。Tekelecは既にReliance Infocomm、Tata Teleservices、Bharti Televentures等から注文を得ている。このため同社は、インドにキャプティブ・テクノロジー・デベロプメント・センターやインド以外の顧客に奉仕する支援センターを設ける可能性を検討する他、チャンネル・パートナーやサービス&サポート・パートナーのネットワークを拡張、インド国内の需要に応じるR&D連盟を組織する計画だ。インド子会社の初代MDにはAvijit Chaliha氏が就任すると言う。