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2004-02-09 ArtNo.32766
◆フィール・グード・ファクターに関わらず外国投資顕著に下降
【ニューデリー】国内経済全般のフィール・グード・ファクター(feel-good factor)とは、裏腹に2003年10月までに実際に流入した外国直接投資(FDI)額は顕著な落ち込みを見た。
エコノミック・タイムズが2月6日、産業支援事務局(SIA:Secretariat of Industrial Assistance)のデータを引用し報じたところによると、2003年1-10月の間に流入したFDI及び海外在住インド人(NRI)の投資は1万1316クロー(US$24.86億)にとどまった。オフィシャル・ソースによると最後の2ヶ月の流入状況もほど同じトレンドを見せており、2003年通年の流入量は1万3204クロー(US$29億)前後にとどまったものと見られる。これは2002年通年の流入量2万1286クロー(US$46.76億)を38%下回る。
インド政府が経済開放路線に転換した1991年以来、1998年と2001年を除き、FDIの流入は年々増加して来た。2003年の下降局面は、外国投資促進局(FIPB)及び中央銀行の自動認可ルートを通じた流入額の双方に見られる。FIPB経由は3226クロー(US$7.09億)、自動認可ルートは2324クロー(US$5.11億)で、2002年通年にはFIPBルート6985クロー、自動認可ルートは5263クローだった。
2003年初10ヶ月の米国預託証券(ADR)/国際預託証券(GDR)/外貨建て転換社債(FCCB)方式によるFDI流入も1953クロー(US$4.29億)と、前年に比べ下降線を辿った。
インド政府がモーリシャス経由の投資に対する税制優遇措置を撤廃するとの見通しから、米国拠点の投資家はインドへの投資を見合わせたが、インド政府はその後同優遇措置に変更を加えないことを宣言した。この結果、昨年10月のモーリシャスからの投資承認額は35.5クロー(US$780万)と、米国からの承認額27.8クロー(US$611万)を上回り、再度トップに返り咲いた。しかしモーリシャス経由の投資に対する優遇措置が撤廃されるとの懸念が昨年の大部分の期間を通じ、外国投資家の投資意欲を減退させたのではないかと見られている。
世界的な投資意欲の減退や、銀行/テレコム等、重要部門における不透明な投資政策の行方も、FDIの流入に影響したものと予想される。電力部門等の規制緩和は、年末近くになってやっと実現した。
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