2004-02-06 ArtNo.32763
◆今年のソフトウェア輸出成長率28%:Nasscom
【ムンバイ】米国市場の成長鈍化に関わらずインドの2003-04年通年のソフトウェア及び関連サービス輸出は120億米ドルをマーク、昨年の95億米ドルに比べ28%の成長を見るものと予想される。
エコノミック・タイムズが2月3日報じたところによると、ソフトウェア・サービス会社全国協会(NASSCOM:National Association of Software and Service Companies)はこのほど以上の見通しを明らかにした。それによると、年商100億ルピー(US$2.2億)以上のテア1情報技術(IT)企業が、ソフトウェア及び関連サービス輸出全体の32%、年商10億-100億ルピーのテア2IT企業が同24%、多国籍企業のバック・エンド業務が同26%、小規模企業が同12-14%のシェアをそれぞれ占めている。
2003-04年のIT市場規模は74億米ドルと、前年比11%の成長が見込まれる。またIT産業の国内総生産(GDP)に占める比率は3%強と見積もられる。
最も急成長を遂げているITサービスはアプリケーションの注文開発で、以下メンテナンス、アプリケーション・アウトソーシング、パッケージ・ソフトウェア、インストレーションと続く。IT対応サービス(ITES)/ビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)の中では顧客ケアの成長が最も速く、以下、金融、バック・オフィス業務、コンテンツ開発、支払いサービス、人材資源の順。
通信機器の輸出収入は昨年下降したが、銀行/金融サービス保険部門からの収入は35%から39%に拡大した。ヘルスケア、小売、テレコム・サービス部門の輸出収入は僅かに増加した。
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