SEAnews 2004-02-04 ArtNo.32750

【ニューデリー】昨年12月の輸出は前年同月の38億4000万米ドルから54億8000万米ドルに44.68％の成長を記録した。
ビジネス･スタンダード、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥーが1月29／30日報じたところによると、目覚ましい成長が実現された理由の一つは2002年12月の輸出実績が2003年1月に発表された44億米ドルから38億米ドルに下方修正されたこと。同時に2002年の輸入実績も下方修正されたため、昨年12月の輸入の伸びも前年同期の49億7000万米ドルから72億米ドルに44.95％を記録した｡貿易赤字は前年同月の11億米ドルから17億米ドルに54.5％拡大した｡
Arun Jaitley商工相は28日、「この結果2003－04年通年の輸出成長率は目標とした12％を上回る14－15％に達する」との見通しを示した｡昨年12月の貿易統計データが発表される以前には、ルピーの対米ドル相場が強化したこともあって今年通年の輸出成長率は、目標とした12％はおろか10％台に達するのも難しいと予想されていた。しかし12月の目覚ましい成長により年初9ヶ月(2003/4-12)の輸出成長率は、年初8ヶ月の8.81％から13.48％に急伸、同期の輸出額は424億米ドルに達した。
年初9ヶ月の輸入額は、前年同期比24.86％増の550億米ドルをマーク、内、原油・石油製品輸入は前年同期の128億米ドルから146億米ドルに14.29％、非石油製品輸入は前年同期の313億米ドルから405億米ドルに29.17％、それぞれ拡大した。年初9ヶ月の貿易赤字は、前年同期の67億米ドルから126億米ドルに増加した。