SEAnews 2004-02-04 ArtNo.32745

【ニューデリー】総選挙が間近に迫る中、Nitish Kumar鉄道相は1月29日、首都と主要地方都市をノンストップで結ぶ17の新超特急列車サービスや山村僻地における鉄道敷設事業等を盛り込んだ総額2万6000クロー(US$57.12億)の2004－05年当初4ヶ月の暫定予算案を国会に上程した。しかし乗車料金と貨物運賃は据え置かれた｡
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとインディアン･エクスプレスが1月30日伝えたところによると、計画支出額は1万3425クロー(US$29.49億)、この内4544クローは一般財政補助(Budgetary support)、2795クローは特別鉄道安全基金(Special Rail Safety Fund)、401クローは中央道路基金(Central Road Fund)、2635クローは内部資金、3050クローは商業借り入れで、それぞれ賄う。この他、別途Rail Vikas Nigam Limitedのために717クローの支出が予定されている｡
首都ニューデリーと全国の各州を結ぶ新高速列車サービス“Sampark Kranti Express”が新たに17本追加される。
また向こう5年間には、Remote Area Rail (Sampark Yojana)プロジェクトを通じ、僻地や後進地域の交通の便改善計画が加速され、同目的のために2万クロー(US$43.94億)が追加支出される。
鉄道護衛隊(RPF:Railway Protection Force)は、2004年7月1日から新たに鉄道護送と乗客の安全確保の任務を負い、鉄道省は人材開発科学技術省と共同で鉄道の安全技術を向上させる14のプロジェクトを実行する。
この他、特別鉄道安全基金(Special Rail Safety Fund)の規模を2311クローから2351クロー(US$5.16億)に拡大する方針が明らかにされた。