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2004-01-30 ArtNo.32725
◆Reliance/Indo-Gulf他6社、肥料会社RCFの民営化に入札
【ムンバイ】公共部門の肥料会社Rashtriya Chemicals & Fertilisers (RCF)の民営化入札には、予想されていなかった石油/石油化学メジャー、Reliance Industries Ltd(RIL)も加わり、総勢8社が入札意向書(EOI:expressions of interest)を提出した。
エコノミック・タイムズが1月28日報じたところによると、RCFの51%の持ち分を売りに出したインド政府は、27日にEOIの受付を閉め切った。RIL、Tata Chemicals/Indo-Gulf Fertilisers/Chambal Fertilisers/Zuari Industries/IFFCO/RCF従業員組合の他、外国企業1社がEOIを提出、この日RCF株価は前日を僅かに上回る49.9ルピーで引けた。
ICICI Securitiesが政府持ち分売却の顧問を務めており、政府持ち分売却に関わる関係省庁の代表グループは来週会合して、これらの企業の入札資格を審査するものと見られる。
アナリストによれば、RILは最近の天然ガス田の発見に触発され、応札したものと見られる。RCFは肥料製造原料として、年間1000クロー(US$2.197億)余りの天然ガスを消費している。RCFはまた工業用化学品を製造しており、これなどはRILの製品ポートフォリオにフィットしている。
TataやBirlaグループはRCFの支配権益取得を通じ、尿素市場におけるプレゼンスを強化できる。
RCFの尿素年産能力は240万トンで、インド西部と南部、取り分けアンドラプラデシュ州とカルナタカ州に強力なプレゼンスを築いている。RCFは配合肥料も製造しているが、尿素が2250クロー(US$4.94億)の年商の70%前後を占め、工業化学品の売上げは350クロー(US$7689万)。
RCFはマハラシュトラ州Mumbai及びTahlの住宅施設を含め、膨大な不動産資産を有し、ムンバイ市内の土地だけで800エーカーにのぼる。
しかし大きな雇用者総数が足枷になりそうだ。現在RCFの92.5%のシェアを保持しているインド政府は戦略パートナーに51%のシェアを分与する他、2%を従業員にオファーする。
2002-03年には営業額2013クロー(US$4.42億)、損失48クロー(US$1054万)を計上したが、2003年9月期上半期には70.7クロー(US$1553万)の黒字を回復、営業額は1073.9クロー(US$2.36億)だった。同上半期には1994-95年度税還付に対する利子25クロー(US$549万)を含む43クロー(US$945万)の、いわゆるその他の収入が計上された。
ムンバイ拠点のRCFは、1978年にFertiliser Corporation of India (FCI)の一部資産を引き継ぎ発足、肥料と工業化学品の製造を手掛け、主にSuphala及びUjwala商標で肥料を販売している。
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