2004-01-30 ArtNo.32723
◆Reliance、UP州に3500MW発電所建設
【ニューデリー】Reliance Industries Ltd(RIL)は、1万クロー(US$21.97億)を投じ、ウッタルプラデシュ州に3500MW(メガワット)の発電施設を設ける。
エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダードが1月27/28日伝えたところによると、RILのAnil Ambani副会長は27日記者会見し、以上の計画を明らかにした。それによるとRILがアンドラプラデシュ州Krishna-Godavari (KG)海盆で採取した天然ガスを発電燃料として用い、1ユニット当たりの電力コストは2ルピー前後になる。発電施設は1000MW乃至1500MW単位で段階的に建設され、第1期工事は3年で完成する予定だ。目下建設地を物色しており、発電した電力は、ウッタルプラデシュ州とデリーの他、ラジャスタン州を含む北部諸州に供給する。
ラジャスタン州は送配電事業の民営化に着手、ウッタルプラデシュ州も同様の準備を進めている。目下電力部門は、財政難の州電力局への電力供給を強いられ、問題に直面しているが、RILは消費者への直接アクセスを通じてこうした問題を克服することに自信を抱いている。
ウッタルプラデシュ州は最近送配電事業の民営化を骨子とする新電力政策を発表しており、同州の電力事業再編は間もなく離陸するものと見られる。仮に離陸しなかった場合には、RIL傘下のBSES Ltdを通じてDelhi/Mumbai送配電区に電力を供給、同地区の供給能力の不足を補うと言う。
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