2004-01-30 ArtNo.32721
◆2003-04年GDP成長率8.13%:NCAER
【ニューデリー】農業部門の二桁成長に牽引され2003-04年の国内総生産(GDP)成長率は8.13%に達するものの、政府支出の拡大とインフレの高進から財政赤字はGDPの6.1%に達する見通しだ。
エコノミック・タイムズとヒンドゥー・ビジネス・ラインが1月28日伝えたところによると、応用経済調査全国委員会(NCAER:National Council of Applied Economic Research)は27日発表した四半期報告書の中で以上の見通しを明らかにした。
それによると、農業生産の伸びを10.7%とすれば、今会計年度のGDP成長率は8.13%に達する。NCAERはこれ以前には今年のGDP成長率を6.98%と予想していた。中央銀行Reserve Bank of India (RBI)は最近その成長見通しを7.0%に上方修正したが、NCAERの予測はRBIの予測値を遙かに上回っている。
また財政赤字のGDPに対する比率は、今年度予算の発表に際して見積もられた5.96%を超えている。しかしNCAERは、卸売物価指数(WPI)をベースにした2003-04年のインフレ率は目下の6.21%から4.7%に鎮静すると予想している。
投資需要の拡大と、農業部門の需要に支えられ、通年の工業生産の伸びは7.5%に達し、サービス業については概ね昨年の成長パターンが維持される見通しと言う。
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