2004-01-28 ArtNo.32711
◆Tata Steel、年産1500万トン目指し企業買収計画
【ジャムシェドプル】Tata Iron and Steel Company Ltd (Tisco)は2010年までに粗鋼(crude steel)と販売可能な鉄鋼製品(saleable steel)の年産能力を現在の450万トンから1500万トンに拡大するため、インド国内と海外において買収可能な鉄鋼製造施設を物色している。
エコノミック・タイムズが1月25日伝えたところによると、Tiscoのスポークスパースンは同紙に以上の計画を語った。それによると、Tiscoはジャールカンド州Jamshedpurにおける製造施設のキャパシティーを向こう3年内に750万トンに拡張、残りの750万トンのキャパシティーは、国内や海外における買収・合併を通じて拡張する。
Tisco取締役会は2005年9月までに2000クロー(US$4.39億)を投じてジャムシェドプル工場の年間キャパシティーを100万トン拡大することを既に承認している。Tiscoはまた2007年までにジャムシェドプル工場の年間キャパシティーをさらに200万トン拡張する。これによりジャムシェドプル工場の年産能力は2010年までに750万トンに拡張される。また一部のキャパシティーは国内の小規模タイム・プレーヤーや請負業者からアウトソースすることも検討している。
残りの750万トンのキャパシティーを追加するため、既に内外の買収・合併対象をリストアップしているが、具体的計画はまだ何も決まっていない。
この他、ジャールカンド州における資材調達の比率を現在の48%から55%に拡大する計画と言う。
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