【コルカタ】農業部門とインフラストラクチャー部門の成長を背景に、多くのルートのトラック運賃が過去6-7ヶ月に最大30%ほど上昇している。
ビジネス・スタンダードが1月21日伝えたところによると、9トン積みトラックのDelhi-Guwahati間料金は過去半年間に2万9000ルピーから3万8000ルピーに9000ルピー、同様にDelhi-Kolkata間は1万6000ルピーから2万1000ルピーに5000ルピー(31%)、Chennai-Delhi間は2万3000ルピーから2万9000ルピーに6500ルピー、それぞれ上昇した。業界筋によると、国内貨物輸送の65%は道路輸送されているため、トラック運賃の上昇は国内経済にマイナスの影響を及ぼす。
全インド自動車輸送会議(AIMTC:All India Motor Transport Congress)のK K Bansal会頭(東部地区)によると、多くの州がトラックの積載超過規制を強化したことが、運賃上昇の主因になっている。これまでウッタルプラデシュ州、ビハール州、オリッサ州、グジャラート州、ハリヤナ州、ラジャスタン州では、積載超過が大目に見られ、ある種のケースでは9トン積みトラックに15トンまで積載することができた。しかし中央政府の介入により、こうした積載超過に歯止めがかけられた。そのためトラックの需要が急増、運賃の上昇に拍車がかかった。
この他、冬物野菜のシーズン到来や全国的なハイウェー建設の活発化に伴うトラック需要の増加、ディーゼル油の値上がり等が、運賃上昇の原因として挙げられる。
しかし運賃は現在のレベルで安定し、ディーゼル油が更に値上がりしない限り、一層の上昇は生じない見通しと言う。