2004-01-26 ArtNo.32701
◆Pricol、二輪車セキュリティー・システム製造
【ニューデリー】タミールナド州Coimbatoreを拠点に自動車コンポーネントや計器クラスターの製造を手掛けるPremier Instruments and Controls Ltd (Pricol)は、OEM(他のメーカーが作った製品を自社ブランドとしてOEM販売している企業)向け二輪車セキュリティー・システムの製造に乗り出す。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが1月22日伝えたところによると、Pricolは既にBajaj Auto Ltd(BAL)と納入契約を結んでおり、BALは最初にPricol製盗難防止システムを採用する二輪車メーカーになる。
Pricolの二輪車用セキュリティー・システムは、既存の四輪車用セキュリティー・システム同様“Xenos”商標で販売される見通しだ。新システムはモーターサイクルとスクーター双方の盗難や誤用防止に用いることができる。新システムには振動センサが組み込まれており、部品の盗難や模造キーによるエンジンの始動も防止できる。将来は遠隔電子始動システムを組み込むことも計画されている。PricolはHero Honda等、他の二輪車メーカーとも納入交渉を進めている。新システムはワイヤリングを含め座席下部の収納器に全て収まるため、目につかず、改造される恐れもない。新システムのキット価格は約1200ルピー、今年2月に発売され、アフターマーケットの開拓も図られる。同社は四輪車セキュリティー・システムの多様化も計画していると言う。
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