2004-01-26 ArtNo.32695
◆Natco Pharma、外国出資パートナー物色
【ハイデラバード】国内の腫瘍薬市場におけるリーダーシップを強化するとともに、海外のジェネリック薬品市場におけるプレゼンスの確立を目指す地場製薬会社Natco Pharma Ltd (NPL)は、外国の出資パートナーを物色している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが1月22日、消息筋の言として報じたところによると、必要資金は80-90クロー(US$1757万-1977万)と見積もられ、同資金は、ハイコストな債務の返済、タミールナド州Chennaiにおける腫瘍薬施設設置計画、米国食品薬品局(USFDA)基準に基づく製造施設のアップグレード等に充当される。取り分けUSFDAの基準を満たす製造施設は国際ジェネリック薬市場開拓には欠かせない。このためNPLは最近、Cipher Securities (India) Pvt. Ltdに、国際民間投資ファンドとの交渉を一任した。
NPL幹部も以上の消息を確認したが、同社は証券取引所に対し、計画はなお極めて初歩的段階に有り、投資比率、投資額、投資の性格、投資者の名称等を公表する段階にはないと報告している。
昨年黒字転換を果たしたNPLは、目下、財政再編中で、これまでにIndustrial Investment Bank of India(IIBI)/Industrial Development Bank of India (IDBI)/SBI Home Finance Ltdとの債務再編交渉を妥結させたのに続き、Canara Bank/State Bank of Travancore/Industrial Finance Corporation of Indiaとの交渉を目下進めている。
払込資本17.38クロー(US$382万)のNPLには、インドの地元プロモーターが43.31%、外国プロモーターが5.2%、一般投資家が25.28%、法人投資家が24.79%、海外在住インド人(NRI)/海外法人(OCB)/投資信託会社/銀行・金融機関が残りをそれぞれ出資している。
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