2004-01-21 ArtNo.32687
◆ロッテ、パリーズ・コンフェクショナリーの支配権益買収
【チェンナイ】タミールナド州Chennai拠点のMurugappaグループは、Parrys Confectionery Ltd (PCL)の60.39%持ち分を韓国企業ロッテ(Lotte Confectionery Co Ltd)に64.47クロー(US$1416万)、1株283.12ルピーで売却する。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、インディアン・エクスプレス、ザ・ヒンドゥーが1月17日、Murugappaの発表を引用し伝えたところによると、Murugappaは現在、傘下のEID Parry India Ltd(28.49%)/Santhanalakshmi Investments Ltd(15.04%)/その他のグループ企業(Cholamandalam Investments/Finance Co Ltd/Tube Investments of India Ltd/TI Diamond Chain Ltd/Carborundum Universal)を通じてPCLの60.39%のシェアを保持している。ロッテは更に20%のシェアを1株283.25ルピーで公開買い付けする。
PCLのM.V. Subbiah会長が記者会見したところによると、Murugappaはグループの再編に取り組んでおり、PCL持ち分売却もその一環。過去10年、グループは多国籍企業との競争に勝ち抜くのに十分な投資を行うことができず、PCLはそのリーダーシップを喪失した。PCLの現在の取締役会メンバーは売却手続きが完了するまで向こう9ヶ月間そのポストを維持する。N.C Venugopal重役(MD)を初めとするPCL経営陣は、ロッテが支配権益を取得した後もPCLにとどまる。ロッテはまたPCL新取締役会の一席をMurugappaにオファーしており、Murugappaはロッテの申し出を受け入れ、代表を派遣する方針だ。Parrys商標は向こう5年間維持され、その間EID Parryに対し年間50万ルピーのロイヤルティーを支払う。
Lotte ConfectioneryのSoo-Kil Han(韓秀吉)社長兼CEOによると、世界的な事業拡張計画の一環として以前から急成長するインド市場への進出の機会を探って来たロッテは、暫く前にPCLに提携の可能性を打診した。ロッテの研究開発(R&D)面における強みとPCLの流通網を結合するなら、インド進出計画は成功するものと自信を抱いていると言う。
PCLはタミールナド州Nellikuppam/ケララ州Kolanchery/マハラシュトラ州Sangli/マハラシュトラ州Nashikに工場を設け、25種類のキャンディー及びタフィーを製造、Coffy Bite/Lacto King/Caramilk/Coconut Punch等の商標で販売している。
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