2004-01-19 ArtNo.32670
◆Moser Baer、米国/日本に光学記憶媒体工場計画
【ニューデリー】デリー拠点の光学記憶媒体ソリューション・プロバイダー、Moser Baer India Ltd(MBIL)は、ハイエンド光学記憶媒体製造施設を米国と日本に設けることを検討している。
インディアン・エクスプレスが1月16日、MBILのRatul Puri重役(ED)及びRakesh Govil法人戦略/財務担当重役の言として伝えたところによると、MBILはインドを光学記憶媒体のマスプロダクション・センターとする一方、欧州、米国、日本にそれぞれハイエンド製品の製造施設を設け、世界的なプレゼンスを築くことを目指している。ドイツに設けた製造拠点は既に実行段階を迎えており、カレンダー・イヤー2004年第3四半期に稼働する。欧州における計画が成功したなら、カレンダー・イヤー2005年あたりに米国、日本における計画に着手する。
ドイツ工場には合計1500万米ドルを投資する計画で、ドイツ政府が同投資額の30%を引き受ける見通しだ。
MBIL取締役会は最近、私募による国際預託証券(GDR)の発行を承認した。調達した資金はGreater Noida工場の拡張費用に充当する。ウッタルプラデシュ州Noida及びGreater Noida工場の年産能力は2004年3月末までに180億ユニットに達するものと見られる。MBILは向こう2、3年の間に世界の光学記憶媒体(recordable optical media)市場の18-20%のシェア獲得を目指していると言う。
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