1995-09-23 ArtNo.3267
◆<馬>新行政センターのITインフラに最大M$60億投資
【クアラルンプル】開発が予定されている新行政センター“プトラジャヤ”のIT(情報技術)インフラの整備コストは30億~60億Mドルにのぼる見通しだ。
マレーシア・マイクロエレクトロニクス・システム研究所(MIMOS)のモハメド・アリフ・ヌン副所長(DDG)が21日に催されたインフォテック・マレーシア95(首相の開幕式主宰により11月1-3日に開催)に関する記者会見の席上語ったところによると、これはプトラジャヤ開発コストの15~30%に相当する。インテリジェント・インフラストラクチャーを装備したサイバーシティーにおいては最高の生産効率や効果が期待できるだけでなく、行政コストや交通コストも大幅に削減できる。ディシジョン・メーカーは全世界の情報/資料や専門ノーハウにアクセスでき、一般市民も各省庁の多くのカウンターを盥回しされることなく、ワン・ストップの情報キオスクで各種の手続きを処理できる。これにより人々の移動は最小限にとどめられ、交通公害も抑制できる。
クアラルンプル新国際空港とクアラルンプルを結ぶ幅15キロ、差し渡し40キロのスーパー・コリドーは人々の生活及び職場環境を一変させ、世界の各地と相互作用することを可能にする。またコンピュータ、放送、通信、マルチメディア関連の産業もこのスーパー・コリドーを飛躍台として急成長を遂げる見通しという。(MBT:9/22)
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