SEAnews 2004-01-19 ArtNo.32667

【ニューデリー】Hero Motors Ltd(HML)は、イタリアの二輪車メジャーApriliaとの提携の下、250クロー(US$5492万)を投じ新工場を建設、向こう15ヶ月間にモータースクーター2モデルと125ｃｃのモーターサイクル1モデルを発売する｡
エコノミック･タイムズが1月16日、報じたところによると、年産20万台の新工場はハリヤナ州Dharuheraに設けられる。Aprilia製品用エンジンを国際エンジン･メーカーから調達する交渉も進められており、その後エンジンをインド国内で生産することも計画されている。
ＨＭＬ幹部はニューデリーで開催中のAuto Expo会場でＰＴＩ通信に以上の消息を語った｡それによると、両社はインド国内市場と海外市場の双方をターゲットにした50ｃｃのモータースクーター新モデル“Twister”を開発する計画で、同モデルは、インドをソーシング・ハブにする計画の先駆けを務める見通しだ｡
この他、125－1000ｃｃのAprilia製ハイエンド・スクーター及びモータースクーターを輸入し、Delhi／Mumbai(ﾏﾊﾗｼｭﾄﾗ州)／Kolkata(西ﾍﾞﾝｶﾞﾙ州)／Chennai(ﾀﾐｰﾙﾅﾄﾞ州)の専門ブティックを通じて販売することを計画している｡これらのブティックは2004年9月までにオープンする。
モーターサイクルの機動性と、スクーターの乗り心地や利便性を兼ね備えたモータースクーターの最初のモデルは75CCの“Sonic”で、2004年11月に2万6000ルピーで発売される。2005年1月には“Sonic”の92ｃｃモデル、同年3月には125ｃｃモーターサイクル“SR”が発売される。後者の価格は4万2000ルピーに設定される予定と言う。