【ニューデリー】今年のビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)/IT対応サービス(ITES:IT-enabled services)が36億米ドルと、前年の23億米ドルに比べ56%ほど増加する見通しだ。
ビジネス・スタンダードが1月13日報じたところによると、ソフトウェア・サービス会社全国協会(NASSCOM:National Association of Software and Service Companies)のKiran Karnik会頭は12日催された『iTECH 2004』の会場でマスコミに以上の見通しを語った。
それによると、インドのソフトウェア輸出は、今会計年度を通じて前年比26%増加、120億米ドルの大台に乗る見通しで、内BPO/ITES輸出が36億米ドル、残りはソフトウェア関連サービス/製品/技術サービス輸出で占められる。
世界経済、取り分け米国経済が復調する中で2003年はIT産業にとって実り多い年になった。米国や英国にはアウトソーシングを目の敵にする風潮が生じ、懸念されているが、BPOは経済に不可欠な構成要素になっており、こうした風潮は徐々に鎮静するものと見られる。先進国は1500万人の人材不足に直面するものと見られ、こうした業務は海外でアウトソーシングされるか、外国労働者を輸入する他ないと言う。