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2004-01-16 ArtNo.32654
◆三洋、BPLにUS$4千万注入?
【バンガロール】地元家電大手BPL Ltdは、三洋電機から4000万米ドルの新資金注入を受けるものと見られる。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが1月13日、消息筋の言として伝えたところによると、これは三洋電機のBPLに対する第1段階の資金注入で、財政難に直面する地元耐久消費財メジャーは、目下債務再編の最終段階にある。しかしBPLのAjit Nambiar会長兼MDは、「三洋とは交渉中だが、まだ具体的なことは何一つ決まっていない。道はまだ遠い」とコメントした。同氏によると4000万米ドルの資金注入を求めるBPLの提案は、三洋取締役会に提出されている。三洋が直接出資するか、三洋の保証下に金融機関がローンを提供するかも、まだ明らかでないと言う。消息筋は、「新資金の注入が直ちに三洋の出資につながることはない」と予想した。
近く新資金が注入されるとの噂でBPLの株価は月曜に12%以上アップ、58.30ルピーで引けた。一時は61.25ルピーを記録、出来高も180万株を超えた。
TPG Nambiar氏に率いられるBPL groupの旗艦、BPL Ltdは1200クロー(US$2.64億)を超える負債を抱え、ICICI Bank、Amex、その他の金融機関と債務再編交渉を進めている。BPLは同再編により負債額を3年内に700クロー(US$1.54億)以下に引き下げることを目指している。
三洋への出資要請は、3施策から成る再編計画の一環で、同計画には電力事業やテレコム事業等、非中核ビジネスから段階的に撤退することが含まれる。BPLはまた欧州方面の金融機関から新たに商業借款を取り入れるものと予想されている。
BPLは今会計年度60クロー(US$1318万)余りを投じ野心的な広告キャンペーンを展開、カラー・テレビジョン(CTV)市場の主要プレーヤーに返り咲くことを目指している。最近までインドCTV市場をリードして来たBPL自身、カムバックは決して容易でないことを認めているが、その一方で同社のブランド・エクイティーからすれば2年内にCTV市場の10-12%のシェアを回復するのは不可能ではないとしている。BPLはまた携帯電話端末新ビジネスにも期待を寄せている。
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