2004-01-14 ArtNo.32643
◆Qualcomm、ソフトウェア開発センター設置計画
【ニューデリー】CDMA(code division multiple access)技術のパイオニア、米国拠点のQualcomm Incは、移動体通信ユーザー向けアプリケーションを開発するため、インドにグローバル・ソフトウェア開発センターを設ける。
ビジネス・スタンダードが1月10日、QualcommのIrwin Mark Jacobs会長兼CEOの言として伝えたところによると、センターは今年内に開設される予定で、同社は政府やテレコム業界とインド市場の一員になる最良の方式を協議している。
また1ヶ月以内にGSM/CDMA互換のデュアルモード携帯電話端末をインド市場に紹介する。
Qualcommは、インドのGSMベースの移動体電話会社とGSM 1X技術の開発に関して協議している。新技術はGSMオペレーターが、既存のネットワークに僅かな調整を加えるだけでCDMA帯域を利用し、効率的なCDMA技術を応用できるようにする。Qualcommはこの種の技術をGSMオペレーターに提供する。
今年末までにインド国内のCDMAサービス契約者は2000万人に達するものと見られる。同社は当初1年間のCDMA契約者を600万人と見積もっていたが、実際には800万人を突破した。このため今年はさらに1200万人が加わり、2000万の大台に乗るものと予想される。
QualcommはReliance Infocommへの出資を計画したが、後者は現時点では外部資金を導入する必要がないと判断、このため同計画は暫時保留されたと言う。
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