SEAnews 2004-01-14 ArtNo.32638

【ムンバイ】着色鋼(colour-coated steel)／高張力鋼(high tensile steel)／鍛鋼(hardened tempered steel)等の付加価値製品領域におけるプレゼンス強化に照準を合わせるBhushan Steel and Strips Ltd (BSSL)は、二輪車用鋼材市場の開拓に乗り出す準備を整えている。
インディアン･エクスプレスが1月12日報じたところによると、ＢＳＳＬはBajaj Auto、Yamaha、Hero Honda等をターゲットにしており、同社のNittin Johari財務担当重役(FEO)は今年4月までに二輪車メーカーへの納入を開始することを目指すとしている。
ＢＳＳＬの2002－03年の営業額は約1262クロー(US$2.77億)をマーク、今年(2003-04)は1700－1800クロー(US$3.73億-3.95億)を見込んでいる。
付加価値製品セグメントの輸出拡大が見込まれ、今年の輸出売上げを昨年の300クロー(US$6591万)から400クロー(US$8787万)に拡大することを目指している。また純益は昨年の61クロー(US$1340万)から85クロー(US$1867万)に拡大する見通しだ。同社は事業の後方統合化を加速し、オリッサ州におけるビジネス機会も探っており、原料コストの上昇を顧客に転嫁するプロセスもこれまでのところスムーズに運んでいる。
売上げ拡大の目標は、主に既存施設の稼働率の向上とマハラシュトラ州Khopoliにおける486クロー(US$9912万)の拡張計画により実現される。同拡張計画は基本的に輸出市場をターゲットにしたもので、第1期分は2004年4月に完成する。目下、輸出品の20－25％は中国、25％は中東、20％は米国、残りはアフリカに向けられていると言う。