【ヴィシャカパトナム】国営鉱物貿易会社Metals and Minerals Trading Corporation Ltd(MMTC)は、次期会計年度の日本向け鉄鉱石の輸出価格を2倍に引き上げるものと見られる。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが1月10日報じたところによると、MMTCは過去数年アンドラプラデシュ州のVisakhapatnam港から日本向けに鉄鉱石を輸出、トン当たり20米ドルを徴収して来たが、中国の輸入業者からはトン当たり40米ドルを徴収している。MMTC筋によると、輸出価格に大幅な差が生じたことから、同社は日本の輸入業者に来年4月から割り増し料金の支払いを求めることを検討している。目下、MMTCはチャッティースガル州Bailadillaで採取した鉄鉱石を年間契約ベースで400万トンほど日本に輸出している。同契約価格はトン当たり20米ドルだが、国際価格はトン当たり40米ドル以上に上昇している。
MMTCは日本の他、中国と韓国に鉄鉱石を輸出している。タミールナド州ChennaiとGoaの港湾から中国と韓国向けに輸出される鉄鉱石の価格はトン当たり40米ドルになっている。他の複数のトレーダーもトン当たり40米ドルでインドから中国に鉄鉱石を輸出している。
MMTCはNational Mineral Development Corporation(NMDC)から調達した鉄鉱石を日本と中国に輸出、NMDCから3%のコミッションを徴収していると言う。