SEAnews 2004-01-14 ArtNo.32633

【ニューデリー】今年11月の工業生産指数(IIP)の伸びは7.4％(暫定)と、昨年同月の4.1％を上回り、好調な成長を遂げた｡
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、エコノミック・タイムズ、ザ・ヒンドゥー、インディアン･エクスプレス、ビジネス・スタンダード、デカン・ヘラルド、ザ･ヒンドゥーが1月12／13日、中央統計局(CSO:Central Statistical Organisation)の速報を引用し伝えたところによると、11月の製造業部門の伸びは8.1％(4.3%)、鉱業部門は4.1％(3.7%)、電力部門は4.3％(3.5%)と、何れも昨年同期の伸び率(括弧内数字、以下同様)を上回った｡
今年初8ヶ月(2003/4-11)のＩＩＰの伸びは6.1％(5.4%)と、昨年同期を上回った。部門別に見ると、製造業6.8％(5.6%)、鉱業3.9％(5.8%)、電力3.1％(4%)と、製造業の伸びが昨年同期を上回ったが、鉱業と電力部門は昨年同期を下回った｡
用途に基づく分類(use-based classification)によれば、基本財部門の11月の成長率は5.3％(3.4%)、資本財部門は12.1％(10%)、中間財部門は8.9％(4%)、消費財部門は6.9％(3.5%)、耐久消費財部門は14.1％(-1.4%)、非耐久消費財部門は4.7％(5.2%)を記録した。
年初8ヶ月については基本財部門が4.5％(4.8%)、資本財部門が8.8％(10.4%)、中間財部門が5.4％(2.6%)、消費財部門が8.1％(7.5%)、耐久消費財部門が7.6％(5.9%)、非耐久消費財部門が8.2％(12.9%)の成長を見た｡
主要17業種中14業種が11月にプラス成長を記録した。紙・紙製品／印刷出版関連産業は24.3％と最高の伸びを記録、以下、運輸機器／部品19.9％、石油／石炭関連製品を除く基礎化学品15.1％と続く。
これに対してジュート及びその他の植物繊維(綿を除く)産業は－6.6％、飲料／タバコ／関連製品は－5.6％、その他の製造業製品は0.1％と、振るわなかった｡