1995-09-23 ArtNo.3263
◆<星>HDD業界の再編で支援業界は正念場に:BT紙
【シンガポール】シンガポールのディスク・ドライブ(HDD)請負製造会社やHDD部品納入業者は例外なくシーゲートか、コナーのいずれかに部品を納入もしくは製造作業を請け負っており、これらの地元企業の関心事は、このほど発表されたシーゲートによるコナーの買収計画がシンガポールにおける請負業者や納品業者の地図にどのような変化を生じさせるかと言う点だろう。
HDD業界ジャイアンツの合併に伴う第1の影響は当地請負業者や納品業者のビジネスの縮小と見られる。当初ビジネスの70%をコナーに依存していたカム・メカトロニクスは、最近は同比率を50%前後に縮小しているが、シーゲートはコナーの社外契約を全て自社の請負業者に委ねる可能性がある。かつてHDD業界のナンバー・ツーだったコナーがその市場シェアばかりでなく、品質、価格等の面でも他社に遅れをとり、IBM、ヒューレット・パッカード、コンパック等の契約を失ったことも、この種の措置が講じられる可能性を暗示している。
これに対してシーゲートの部品納入業者や製造請負業者は、少なくともシーゲートが自社の製造能力を拡大するまでの間は新たな契約を獲得できそうだ。しかしアナリストはライバルを合併して交渉力を強化したシーゲートが納品業者や請負業者に対する価格面での締め付けを強化する可能性を予想する。クアンタムのビル・ミラー重役(CEO)も最近、「HDD業界はより高い生産効率と営業コストの一層の引き下げを強いられている」と指摘しており、過去1年4~5%のマージンで満足させられてきた部品納入業者や生産請負業者が一層の犠牲を強いられる状況も予想される。(BT:9/22)
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