2004-01-12 ArtNo.32622
◆首相、海外投資上限撤廃、農業部門の海外投資自由化発表
【ニューデリー】インド政府は、先週金曜、海外投資の上限を撤廃し、農業企業の海外投資を自由化する施策を発表した。
ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレス、ヒンドゥ・ビジネス・ライン、エコノミック・タイムズが1月10日報じたところによると、Atal Bihari Vajpayee首相はこの日早朝、海外投資に対する1億米ドルの上限を撤廃すると発表した。インド企業は同措置により海外における合弁事業もしくは完全出資子会社を通じて自己資本の100%まで投資が行えることになった。
首相は海外在住インド人の3日間にわたる会議“Pravasi Bharatiya Samaroh”の開幕式の席上、以上の消息を語った。
首相は、席上また地元農業関連企業の海外における直接もしくは、海外支店を通じた農業投資に対する規制を撤廃し、農業企業の国際化を促進する方針を明らかにした。これにより農業企業は、国際市場におけるビジネス機会を開拓するとともに、世界の先進技術を吸収することができると言う。
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