SEAnews 2004-01-09 ArtNo.32614

【プネー】マハラシュトラ州Pune拠点のDeepak Fertilisers and Petrochemical Corporation Ltd(DFPCL)は、200クロー(US$4394万)を投じ、マハラシュトラ州Talojaに年産7万トンのイソプロピルアルコール(IPA)製造施設を設ける。
ヒンドゥー･ビジネス･ライン、インディアン・エクスプレスが1月7日報じたところによると、DFPCLのShailesh Mehta重役(MD)は6日記者会見し、以上の計画を語った｡それによると、製薬／農業化学／イメージ化学等の領域で溶剤として用いられるＩＰＡは、目下100％輸入されている。製造技術はEquistar-Lyondell Corporation傘下のAkerKvaernerから7年間の独占権を既に取得しており、原料のプロピレンはBharat Petroleum Corporationがマハラシュトラ州Mumbai市Chemburに設けた工場から調達する。新工場は2006年第1四半期に稼働する。製品価格は輸入品の陸揚げコストと同レベルに設定する計画で、設備稼働率を95％として、年間220クロー(US$4833万)の売上げを見込んでいる。年間6万2000メートル・トンの国内市場の大きなシェア獲得を目指す。
肥料ビジネスは2002－03年営業額546クロー(US$1.2億)の40％を占めたが、ＩＰＡビジネスへの参入を通じ、肥料ビジネスへの依存を25％に引き下げられる。また新ビジネスは急成長する農業化学や製薬ビジネスに参入する機会ももたらす見通しと言う。