【イスラマバード】南アジア諸国の代表閣僚は、サミット最終日の6日、自由貿易地域に関わる枠組み協定に調印した。今回のサミットでは2001年以来初のインドとパキスタンの会談も持たれ、地域協力の希望が高まった。
エコノミック・タイムズが1月6日報じたところによると、今回調印された協定の下、南アジア地域協力連合(SAARC:South Asian Association for Regional Cooperation)7ヵ国は2006年から域内貿易の関税を削減もしくは撤廃するが、その成否は同連合最大メンバーのインドとパキスタンの平和が保たれるか否かに懸かっている。SAARCの開発途上国、パキスタン、インド、スリランカは協定発効の日から7年内に関税をゼロ乃至5%まで引き下げる。
また後発開発途上国(least developed states)のバングラデシュ、ネパール、ブータン、モルディヴは10年内に同様の引き下げを行う。しかし一部の敏感な品目は、特例として関税の引き下げ対象から除外される。