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2004-01-07 ArtNo.32590
◆丸紅、India Metalsの少数権益買収検討
【コルカタ】丸紅はインド最大の合金鉄メーカーIndia Metals & Ferro Alloys (IMFA)の少数権益を取得する見通しだ。
エコノミック・タイムズが1月3日、トップ筋の消息として報じたところによると、丸紅は韓国の製鉄会社Pohang Steel Company (Posco)にチャージ・クロム(高品位クロム鉄)を納入するため、IMFAのオリッサ州子会社Indian Charge Chrome (ICCL)と長期購買契約を結んでおり、IMFAと浅からぬ関係を有する。Poscoは韓国におけるステンレス・スチール製造のためICCL製チャージ・クロムを年間約3万5000トン消費している。
一方、昨年8月、ICCLの債務再編計画を立案したIndustrial Development Bank of India(IDBI)に率いられるコンソーシアムは、目下IMFAを完全所有しているPanda一族にIMFAとICCLの合併を求めている。合併後のIMFA-ICCLの資本ベースは500クロー(US$1.1億)前後になる見通しだ。
丸紅はIMFA-ICCLの戦略的少数権益を取得するためデュー・ディリジェンスを進めているとされる。丸紅がIMFA-ICCLに対してどれほどのエクスポージャーを有するか、IMFA幹部は明らかにすることを避けたが、消息筋は丸紅がIMFA-ICCLの約26%のシェアを取得する可能性を検討していると語った。ICCLはこれにより債権取り立て訴訟から解放される。丸紅が取得するシェアは、IMFAとICCLの合併に際しての株式スワップの比率によっても左右されるものと見られる。
ICCLは当初Tata Iron and Steel Company Ltd (Tisco)のチャージ・クロム・コンバージョン代理を務めるために設立されたが、数年前にキャプティブ・クロムの鉱業リース権を取得した。
Panda一族は、ICCLの事業拡張や鉱業業務に多額の投資を行ったことから、債権者に1000クロー(US$2.2億)以上を返済する義務が有る。これには国際取引に伴う為替差損465クロー(US$1.02億)が含まれる。当初の借入額は213クロー(US$4679万)で、ICCLはこれまでに65クロー(US$1428万)を返済している。ICCL債務の金利は当初の約17%から約10%に引き下げられたが、13年以内に返済を完了する必要がある。
IDBIは、プロモーターにICCLの既存資本ベースを縮小するとともに、新たに55.6クロー(US$1221万)の新資金を注入するよう求めた。IMFAはこのためICCLに対する56クローの債権を資本に転換する方針だ。IMFAの債権には、ICCLが3年前にキャプティブ発電施設に新ボイラーを据え付けた際に提供した49.3クロー(US$1083万)の前貸しが含まれる。債権金融機関も53クロー(US$1164万)の貸付を資本に転換する。
債権金融機関はまた、ICCLがTiscoとの訴訟に勝利した際には、債務の返済を加速するよう求めている。ICCLは同訴訟でTiscoに230クロー(US$5053万)の返済を要求、これに対してTiscoは132クロー(US$2900万)の債権の取り立てを図ったが、仲裁廷はTiscoの要求を棄却した経緯がある。
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