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2003-12-24 ArtNo.32583
◆今年の化学品輸出18%アップ
【ムンバイ】インドの今年(2003-04)の化学品輸出は昨年(2002-03)の18億4960万米ドルから21億3070万米ドルに15%拡大するものと見られる。
インディアン・エクスプレスが12月22日、基礎化学品・製薬・化粧品輸出促進評議会(Chemexcil:Basic Chemicals, Pharmaceuticals and Cosmetics Export Promotion Council)筋の消息として報じたところによると、国際市場における競争の過熱に関わらず、地元輸出業者は今年も成長基調を維持できる見通しだ。
ChemexcilのSatish Wagh元会長によると、とは言え、世界貿易機関(WTO)制度の導入が目前に迫っており、同制度が導入されれば、競争はこれまで以上に熾烈化する。そのためChemexcilはプロモーション活動に一層照準を合わせる必要があり、商工省と化学・肥料省も化学品輸出を促進するために、より積極的な施策を講じる必要があると言う。
Chemexcilの化学品ポートフォリオには、薬品、医薬品、染料、染料中間体、無機/有機化学品、殺虫剤、石鹸、洗剤が含まれる。
今年初5ヶ月(2003/4-8)には、化粧品/トイレタリー/線香(agarbattis:Incense sticks)の輸出が、昨年同期の1億1170万米ドルから1億4000万米ドルに25%、染料/染料中間体のそれが同2億7850万米ドルから3億3390万米ドルに17.6%、薬品/医薬品のそれが同9億9500万米ドルから11億4330万米ドルに約14%、それぞれ成長した。
インド化学品製造業者協会(ICMA:Indian Chemical Manufactures Association)のRajeev M Pandia元会頭は、「化学産業は如何なる経済体にとっても基礎を成すものであり、政府は同産業の地平線を拡大するため重要な役割を演じることができる。取り分け国内化学産業の第2次改革を成就させるため支援を提供すべきだ」と指摘した。
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