2003-12-24 ArtNo.32575
◆Bajaj Auto、川崎のフィリピン工場に組み立てライン併設検討
【ムンバイ】Bajaj Auto Ltd(BAL)はフィリピンの川崎工場内に自社製品の組み立てラインを併設することを検討しており、BALが独自開発したバイク“Bajaj Pulsar”がフィリピンの川崎工場で生産される可能性が有る。
インディアン・エクスプレスが12月22日報じたところによると、パルサーは川崎工場で生産された後、川崎のディーラー網を通じてフィリピン国内で販売される。BALは現在Kawasaki Bajaj商標のモーターサイクルを輸出、川崎の海外ディーラー網を通じて販売する一方、海外に設けた独自の流通チャンネルを利用してパルサーを販売している。
BALのRL Ravichandran副社長(ビジネス開発/マーケッティング)によると、インドネシアとフィリピンは、同社がターゲットにする主要市場で、アセンブリー・ラインの設置を含む様々なオプションを検討している。例えばインドネシアでは現地のパートナーと提携してアセンブリー・ラインを設ける可能性を検討している。
最近、インドと自由貿易協定(FTA)を結んだタイには、他の多くの自動車会社や自動車部品会社が関心を寄せているが、同国は基本的にステップスルー市場であり、同社の優先リストには含まれていない。BALは来年2月までに全体的な国際戦略を立案する方針だ。同社は2003-04年には二輪/三輪車合わせて15万台の輸出を目指している。
BALは海外事業を専門に手掛ける新会社を川崎と合弁で設けることも検討している。またナイジェリア、スーダン、ペルー、ブラジルを含むアフリカ、ラテン・アメリカ市場の開拓にも強い関心を抱いていると言う。
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