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2003-12-22 ArtNo.32566
◆RILのNTPCメガ発電事業移転案に業界ショック
【コーチ】National Thermal Power Corporation(NTPC)のケララ州Kayamkulamにおける1950MW(メガワット)の発電能力拡張計画を、Reliance Industries Ltd(RIL)が、アンドラプラデシュ州Kakinadaに移転するよう提案したことから、ケララ州業界が大きなショックを受けている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが12月20日、NTPCのCP Jain会長兼MDの言を引用し報じたところによると、仮に1950MWのキャパシティー拡張計画を移転するなら、第1期分として1950クロー(US$4.28億)を投じてKayamkulamに設けた360MWの発電施設も運転を停止する他ない。同プラントは現在ナフサを燃料として用いている。そればかりかPetronet LNG Ltd (PLL)がケララ州Kochiに計画する液化天然ガス(LNG)ターミナルの潜在顧客を奪い、同プロジェクトの採算性も失わせる。
中央電力局(CEA:Central Electricity Authority)の基準に基づく事業化調査を既に完了した拡張プロジェクトは、環境森林省とケララ公害管理局(KPCB:Kerala Pollution Control Board)の認可も取得、NTPCはLNG供給入札業者18社の中からPLLを含む6社を一次選考している。
コーチン商工会議所(CCCI:Cochin Chamber of Commerce and Industry)のN.R. Pai会長は、「Kayamkulam発電事業もKochi LNGターミナル事業もケララ州経済にとって極めて重要なプロジェクトであり、ケララ州政府は電力省にその点に対する配慮を求めるべきだ」と語った。
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