2003-12-22 ArtNo.32562
◆国立デザイン学院、三者合同自動車デザイン・センター計画
【ムンバイ】国立デザイン学院(NID:National Institute of Design)は、自動車デザイン産業の重要性が益々高まる中で、NID/民間部門/国連工業開発機関(UNIDO)等の国際基金の三者合同によりマハラシュトラ州Puneに自動車デザイン・センターを設ける計画だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが12月18日伝えたところによると、既にカルナタカ州Bangaloreにインフォテック領域の三者合同デザイン・センターを設けた実績を有するNIDは、グジャラート州Gandhinagarに目下宝飾品のデザイン・センターを設ける作業を進めている。
インド産業連盟(CII)とNIDが共催した2003年デザイン・サミット(CII-NID Design Summit 2003)の会場で、NIDのDr Darlie O. Koshy常務理事(ED)が語ったところによると、宝飾品と自動車のデザイン・センターに約100万米ドルを投資することを計画している。マラータ商業会議所(Maratha Chamber of Commerce)がスペース提供の意向を表明している他、Tata MotorsやMahindra & Mahindra等の企業がパートナーを務めることに関心を見せている。
NIDはまたカリフォルニア州パサデナのArt Centreと提携し、交通デザインの大学院コースを設けることを計画している。NIDは、この他、別の2研究機関と手を結び、NIDの通常のコースに準じるデザイン・コースを設け、一般学生のデザイン領域への進出を支援する方針だ。インド国内には800万人余のエンジニアが存在するものの、デザイナーは2600人前後に過ぎない。
NID理事会のHasmukh Shah会長によると、来年にも三者合同自動車デザイン・センター計画に着手することを目指していると言う。
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