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2003-12-22 ArtNo.32559
◆NINL、コークス炉設け銑鉄製造コスト削減
【ブーバネスワル】国営金属鉱物貿易会社MMTC Ltd傘下のNilachal Ispat Nigam Ltd (NINL)はコークス炉と焼結炉の完成に伴い銑鉄のトン当たり生産コストを2500ルピー削減できるものと期待している。
ビジネス・スタンダードとエコノミック・タイムズが12月19日報じたところによると、MMTC幹部はこのほど以上の消息を明らかにするとともに、現時点でNINLを民営化することに乗り気でなく、第2期工事が完成した後に売却する希望を表明した。
それによると、目下のところNINLはOrissa Mining Corp (OMC)から鉄鉱石を調達、また中国から冶金用コークスを輸入しているが、年産170万トンの焼結炉は既に完成しており、商業生産が間もなくスタートする。
またMMTCがプロモーターを務めるKonark Met Coke Ltd (KMCL)が693クロー(US$1.52億)を投じて設けた年産80万トンのコークス炉(coke oven)も既に試運転を開始、冶金用コークスの商業生産が80日以内に開始される。KMCLは62.5MW(メガワット)の発電施設も設けている。
これら2つの施設が操業するならNINLのトン当たり銑鉄製造コストは2500ルピー下降する。
NINLはまたオリッサ州Keonjhar県Koidaの鉄鉱山の買収過程に有る。同社は既に同鉱山開発の環境認可を得るためコンサルタントを指名している。同鉱山からの鉄鉱石の調達が可能になるなら、同社製銑鉄の市場競争力は一層強化される。
第2期工事ではオリッサ州Dubriに1524クロー(US$3.35億)を投じて銑鉄を原料とする年産110万トンの総合的鉄鋼製造施設が増設される。NINLはドイツやフランス企業と、同プロジェクトに関わる商談を進めており、第2期工事は2年内に完成する見通しと言う。
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