2003-12-19 ArtNo.32553
◆中国、日本を追い越しインド産鉄鉱石の最大輸入国に
【ニューデリー】中国が、長期にわたりトップの座を占めて来た日本を追い越し、インド産鉄鉱石の最大輸入国になった。
インディアン・エクスプレスが12月16日、スーパー・スター・トレーディング・ハウスの認定を得たMetals and Minerals Trading Corporation (MMTC)のデータを引用し報じたところによると、中国のインドからの鉄鉱石輸入は過去5年間に3倍以上に拡大、今会計年度もこうした拡大基調が維持されている。
インドの中国向け鉄鉱石輸出は1998-99年の745万トンから2000-01年の1410万トン、2001-02年の1922万トン、2002-03年の2627万トンに拡大した。今年初7ヶ月(2003/4-10)の同輸出は、1598万トンと、昨年同期比26.42%増加した。
これに対して日本向け輸出は2000-01年の1677万トンから2001-02年の1562万トンに下降した後、2002-03年には1575万トンに僅かに盛り返した。この他の主要輸出先には、韓国、台湾、欧州が挙げられる。
インドの鉄鉱石総輸出は2000-01年の3749万トンから2001-02年の4164万トン、2002-03年の4801万トンに拡大した。
しかしMMTCの中国向け鉄鋼石輸出は2001-02年の653万トン/480.79クローから2002-03年の636万トン/469.68クロー(US$1.03億)に僅かに縮小した。
鉄/クロム/マンガン鉱石の中国向け合計輸出額は2000-01年の584.38クローから2001-02年の596.51クロー、2002-03年の609.08クロー(US$1.34億暫定数字)に拡大した。
MMTCは2001-02年に中国/日本/韓国/パキスタンに1421万トン/1223.68クロー(US$2.69億)の鉄鉱石を輸出した。
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