2003-12-19 ArtNo.32550
◆Bharat Forge、来年は輸出額が国内販売を凌駕
【ニューデリー】マハラシュトラ州Pune拠点の自動車鋳造部品会社Bharat Forge Ltd (BFL)は、目下売上額の36%を輸出により稼いでいるが、次期会計年度には輸出売上げが国内販売を上回る見通しだ。
エコノミック・タイムズが12月17日報じたところによると、BFLオフィシャルは以上の消息を確認することを避けているが、BFLの昨年(2002-03)の輸出額は前年の116クロー(US$2548万)から271クロー(US$5953万)に拡大、今年は売上げ1000クロー(US$2.197億)、内輸出が400クロー(US$8787万)を占めるものと予想されている。Amit Kalyani副社長兼CTOは、新規受注を目指し目下欧州を旅行中で、Baba Kalyani会長は、米国の潜在顧客と商談するため近く訪米する予定と伝えられる。
最近、ドイツ企業CDPを買収し、世界第2の鋳造会社になったBFLは、商用車用シャーシー・コンポーネントに関しては世界市場の36%のシェアを握り、今や乗用車用エンジン及びサスペンション・コンポーネント市場の開拓を狙っている。世界の乗用車市場は、商用車市場の4倍の規模を有する。
BFLは最近FordとDaimler Chryslerから、両社のグローバル乗用車ビジネスに対する長期納入契約を獲得した。Ford Motor USAはBFLと共同でクランク・シャフト鋳造品の開発を計画、Daimler ChryslerはBFLをドイツにおける乗用車用クランク・シャフト及びカム・シャフト鋳造品の納入業者に指名した。
この他、オーストラリアの乗用車メーカーに対するコントロールアーム鋳造品の納入契約や米国Dana社に対するステアリング・ナックル鋳造品の納入契約を獲得、中国における第2の顧客への納入も開始、ルノー向け輸出は拡大していると言う。
|