2003-12-19 ArtNo.32549
◆自動車鋳造部品製造のEl Forge、製造能力2.3倍に拡張
【チェンナイ】タミールナド州Hosurを拠点に自動車用鋳造部品の製造を手掛けるEL Forge Ltd(ELFL)は向こう3年間に12クロー(US$264万)を投じ、年産能力を9000トンから2万1000トンに拡大する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが12月17日報じたところによると、ELFLのV Srikanth会長は同紙に以上の消息を語った。それによると、ビジネスは好調で、益々改善が見込まれる。これまで同社と競争関係にあった英国企業が、同社の製品を買い取ることになった。
先進国から途上国へ製造拠点を移転する潮流が生じており、鋳造業界の先行きは明るい。現在の世界の鋳造キャパシティーは欧州が292万トン、日本が190万トン、米国とカナダが155万トン、中国が150万トン。これに対してインドは50万トン弱にとどまっている。先進国には鋳造工場を閉鎖する動きが生じており、こうしたキャパシティーはインドを含む途上国にシフトしている。
K V Ramachandran重役(MD)によると、自動車鋳造部品産業のブームに乗り、今年上半期には、昨年同期の343万ルピー(US$7.5万)の純損失を、282万4000ルピー(US$6.2万)の純益に転換、累積赤字を一掃したと言う。
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