SEAnews 2003-12-17 ArtNo.32528

【ニューデリー】今年10月の工業生産指数(IIP)の伸びは5.4％(暫定)と、昨年同月の7％を下回った｡
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、インディアン･エクスプレス、エコノミック・タイムズ、ザ・ヒンドゥー、ビジネス・スタンダードが12月13日、中央統計局(CSO:Central Statistical Organisation)の速報を引用し伝えたところによると、10月の鉱業部門の伸びは2.1％(4.2%)、製造業部門は6.2％(7.3%)、電力部門は1.6％(7.1%)と、何れも昨年同期の伸び率(括弧内数字、以下同様)を下回った｡
今年初7ヶ月(2003/4-10)のＩＩＰの伸びは5.9％(5.6%)と、昨年同期を僅かに上回った。部門別に見ると、鉱業3.9％(6.2%)、製造業6.5％(5.8%)、電力2.8％(4%)と、製造業の伸びが昨年同期を上回ったが、鉱業と電力部門は昨年同期を下回った｡
10月には主要17業種中11業種がプラス成長を記録した。紙・紙製品／印刷出版関連産業は27.8％と最高の伸びを記録、以下、木材・木製品／家具・備品26.7％、基礎金属・合金16.1％と続く。
これに対してジュート及び綿を除くその他の植物繊維産業は－8.8％、綿繊維産業は－8.4％、ゴム・プラスチック・石油製品・石炭製品は－2.8％と、振るわなかった｡
用途に基づく分類(use-based classification)によれば、基本財部門の10月の成長率は4.7％(5.3%)、資本財部門は4.6％(17.5%)、中間財部門は4.2％(5.5%)、消費財部門は7.4％(7.4%)、耐久消費財部門は7.5％(7.9%)、非耐久消費財部門は7.4％(14.4%)を記録した。
年初7ヶ月については基本財部門が4.6％(5.0%)、資本財部門が8.1％(10.6%)、中間財部門が4.6％(2.4%)、消費財部門が8.2％(8.1%)、耐久消費財部門が6.1％(-6.5%)、非耐久消費財部門が8.9％(14.2%)の成長を見た｡