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2003-12-17 ArtNo.32527
◆空前の海運市況でインド籍船団の総トン数拡大基調回復
【ムンバイ】海運市況が活況を呈する中、過去数年下降の一途を辿ってきたインド登録船舶の総トン数(GRT:Gross Registered Tonnes)が拡大に転じている。
ビジネス・スタンダードが12月15日報じたところによると、GRTは2002年3月31日の682万トンから2003年3月31日の618万トンに下降したが、2003年7月1日には643万トン、そして2003年12月1日には662万トンと増加に転じた。インド全国船主協会(INSA:Indian National Shipowners Association)のデータによれば、624隻662万トンの内訳は、外国航路定期船581万トンと沿岸航路運行船80万5000トン。GRT拡大に貢献した海運会社にはShipping Corporation of India(SCI)/Great Eastern Shipping Company(GESC)/Mercator Lines(ML)が挙げられる。
INSA筋によると、海運市場の活況と運賃の上昇が海運会社に船団増強を促した主因と見られ、重量税(tonnage tax)が導入されれば、こうした傾向に一層拍車がかかるものと予想される。海運会社はこれまで約35%の法人税を支払って来たが、重量税方式が採用されるなら、場合によっては僅か2%の納付で済む。これによりインド海運業界は世界市場における競争力を強化できる。世界の他の国々では海運会社は0-2%の税を払っているに過ぎない。
海運業界はまた減価償却率を現在の25%から40%に引き上げるよう政府に求めている。
業界筋によると、海運市況は未だかつてないブームを迎えており、運賃は過去最高レベルに達している。これ以前には、海運業界の一部が活況を呈しても、他の部門はそれほどでなかったが、今回はタンカーも良ければ、バルク・キャリアーも好調で、業界全体が沸騰している。
INSA筋によると、インド海運業界が今後も船団の増強を図るか、縮小するかは、海運市場の動向にかかっている。ブームが持続するなら船団増強に拍車がかかる。
大部分のアナリストは、「タンカー市場はピークを過ぎ、軟化傾向を見せているものの、中国の輸出/入需要が依然旺盛なこともあり、バルク市場の活況は向こう1年持続する」と予想している。タンカー市場も米国及び欧州の冬季需要に支えられ、復調が見込まれる。
また各種税制優遇措置を政府が実行するか否かが、海運業界の船団拡張を左右するもう一つの要因と言える。
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